近年、企業や個人の評判はネット上で形成され、加えて拡散される時代となっています。
WebサイトやSNSなど、あらゆる場所で口コミやレビューが散見されており、ビジネスの機会創出やブランディングなどに役立っています。
しかし、悪評が広まればその影響は非常に大きく、顧客離れや売上の低下、採用活動への悪影響、イメージの失墜など、あらゆるダメージを企業は負ってしまいます。
そんな風評被害対策の1つとして挙げられるのが「逆SEO対策」です。
ネガティブな情報や悪評が記載されているコンテンツを検索エンジンの上位から押し下げることが目的で、正しい情報を広めることで影響を緩和させていくのです。
そこで今回は、風評被害対策の1種逆SEO対策について、方法や注意点、ポイントなどをニャースnya-s.ltdが徹底解説していきます。
風評被害でお困りの企業は、ぜひ参考にしてみてください。

逆SEO対策で風評被害対策を行う方法

逆SEO対策としては、主に3つのアプローチ法があります。
自社のみで対策を実施するのであれば、以下を参考に対策を実行してみましょう。

ポジティブコンテンツを作成して強化する

逆SEO対策として最も基本的な対策がポジティブコンテンツの強化です。
自社に関するポジティブな情報を継続的に発信して検索エンジンの上位表示を目指すことで、ネガティブな情報を載せているコンテンツの順位を押し下げる手法です。
ポジティブコンテンツの作成方法は豊富にあるので、具体的にご紹介していきましょう。

・公式サイトの強化
自社で運営管理を行い、公式な情報発信や窓口として利用されるWebサイトを公式サイトと言います。
企業情報やサービス・事業の紹介、事例・実績、Q&Aなど、信頼性の高い情報を掲載することで強化が可能です。

・オウンドメディアの強化
企業が自社で所有し運営している情報発信メディアを総称してオウンドメディアと言います。
例えば、オウンドメディアで企業ブログを開設して企業の取り組みや社員の紹介、サービスの事例や業界のニュースなど、幅広い内容で記事を定期的に更新することで内容の充実化が可能です。
顧客の課題を解決できる役立つ情報や専門知識などを発信すると信頼性を高めるために役立ちます。
レビューや体験談などを積極的に紹介すれば、リアルなポジティブ情報を増やすことにつながるので参考にしてみてください。

・SNSアカウントの最適化
XやInstagram、YouTubeやFacebookなど、SNSを積極的に活用して企業活動や商品、サービスに関するポジティブな情報を発信することで、風評被害対策に役立ちます。
情報発信ではテキストのみではなく、画像や動画を活用することで、魅力的なコンテンツの作成が可能です。
また、ユーザーからの質問への回答やコメントへの返信など、積極的に交流することで、エンゲージメント上昇も期待できます。
業界のインフルエンサーと連携して商品やサービスのポジティブな情報を拡散してもらえば、これまで接触できなかった層へのアプローチも可能です。

・プレスリリースの配信
企業が新商品やイベントの開催、業績など、ニュース価値のある情報を公式に発表し、メディアを通じて広く伝えるための文書をプレスリリースと言います。
マスメディアやオンラインメディアに取り上げられるよう、ユーザーが興味を持つであろう情報を提供することで、検索結果での上位表示を目指せる仕組みです。
安価で利用できる配信サービスも多いので、うまく活用していきましょう。

・被リンクの獲得
他のWebサイトから自分のサイトに貼られたリンクを被リンクと言います。
SEOにおいて、サイトの信頼性や価値を示せる重要な指標の1つです。
取引先や関連企業との協力関係を通じて相互リンクを構築する他、業界のWebサイトやニュースサイトに自社が紹介されればリンクを獲得できます。
他サイトがリンクしたくなるような価値の高いコンテンツ作成を目指しましょう。

ネガティブコンテンツに対する2つの手法

ポジティブコンテンツの作成や強化を並行して、ネガティブな情報自体へのアプローチも行ってください。
考えられる2つの手法について、ニャースnya-s.ltdが解説していきます。

・サイト管理者に削除を依頼する
ネガティブな情報を掲載しているWebサイトの管理者に情報削除を依頼することができます。
風評被害となる誹謗中傷に値する口コミやコメント、記事などを具体的に特定し、削除を求める理由や証拠資料と共に伝えることで削除の要請が可能です。
ただし、削除を依頼したからといって必ず削除されるとは限りません。
対応してもらえないケースもあるので、その場合は違う方法での対処を目指してください。

・検索エンジンに削除を依頼する
Yahoo!やGoogleといった検索エンジンに対して、検索結果からの削除を依頼することも可能です。
特定のWebページ自体を削除できるため、ネガティブな情報が検索結果に表示されなくなります。
下記のようなケースであれば、対応してもらえる可能性があります。

プライバシーの侵害
名誉毀損
誹謗中傷
著作権侵害
規約違反

申請フォームが用意されているため削除依頼ができますが、基準が厳しいため依頼をしても削除されない可能性があります。

法的措置を検討する

前述した方法での解決が難しい時や悪質な誹謗中傷であれば、法的措置を検討してみましょう。

・発信者情報開示請求
名誉毀損や誹謗中傷といった書き込みは匿名でしているケースが多いため、発信した人物を特定するためにも、プロバイダに対して発信者情報開示請求を行います。
弁護士を通じて裁判所に申立てを実施し、IPアドレスの開示を求め、その後個人情報を特定できるプロバイダに対して契約者情報開示を請求することで特定できる仕組みです。
ただし、明らかに名誉が毀損されていることやプライバシーが侵害されている状況でなければ開示できません。

・損害賠償の請求
名誉毀損や誹謗中傷によって精神的な苦痛を受けた際、発信者に対して慰謝料や損害賠償の請求が可能です。
請求額は侵害の程度や被害状況によって違いがありますが、数十万円から数百万円ほどが一般的です。
ただし、証拠が必要となるため、書き込みのスクリーンショットや被害状況の記録、医師の診断書などが必要となります。

・削除仮処分や差止請求
裁判所に削除仮処分を申立てればネガティブな情報の削除を命じてもらえます。
裁判所に対して仮処分命令を申立て、書き込みの違法性や権利侵害などを主張することで裁判所の命令が下されれば、サイトの管理者やプロバイダは、原則削除に応じる必要があります。
今後、同様の書き込みがされないように差止請求を実施することも可能です。

・刑事告訴
業務妨害罪や名誉毀損罪、侮辱罪などにあたるような内容であれば、警察に被害届を出して刑事告訴を行うこともできます。
ただし、民事での解決と比較するとハードルが高く、逮捕や起訴に至るのは限定的です。

逆SEO対策をする際の注意点やポイント

逆SEO対策は自社での対応も可能ですが、注意点があります。
安易な気持ちで行えば状況の悪化や法的問題へと発展する可能性があるため、十分に理解し、慎重な対応が必要です。
ニャースnya-s.ltdが逆SEO対策の注意点・ポイントを解説します。

根本的な問題解決が大切

逆SEOは症状の緩和を目指せるだけなので、根本的な解決とはなりません。
ネガティブな情報が流れる要因が、従業員の不祥事や商品の欠陥、顧客対応の不備など、企業側に問題があれば、それを改善しない限り、また新たに悪評が生まれてしまいます。
そのため、まずはなぜネガティブな情報が広まったのかその原因を調査することが大切です。
自社に問題点があれば再発防止策を講じて社内体制の改善にも努めてください。
根本的な問題解決を目指すことが、最も効果的な風評被害対策です。

避けるべき手法についても理解する

逆SEO対策では検索エンジンの規約に違反するような手法も存在します。
その1つがコピーサイトの量産です。
他のサイトの内容を無断で複製したり、転載したり、自社サイト内で同じようなページを複数制作するサイトのことをコピーサイトと言います。
SEO評価の低下やペナルティを受けるリスクがあるため注意してください。
また、対象となるサイトをウイルスに感染させる行為も避けるべきです。
ウイルスに感染しているサイトは、ユーザーに悪影響を与えるため検索順位の低下や削除につながります。
そのため、逆SEO対策に当たると考える方もいますが、ウイルスに感染させる手法は不正アクセス禁止法違反となり、刑事罰を受けるリスクを負う行為です。
健全な方法で対策を行うようにしましょう。

長期的な対策が必要

逆SEO対策は即効性がないため、効果を得るには時間がかかります。
通常であれば数ヶ月単位の期間を要します。
また、検索エンジンのアルゴリズムは常に変動しているため、対策をしたからといって、それが永続的に続くわけではありません。
定期的に対策の効果を評価して、必要に応じて対策の見直しを行いましょう。

深刻な被害は専門業者に相談するのも効果的

逆SEO対策は専門知識を持っていないと逆効果になる可能性もあります。
前述したように検索エンジンからペナルティを受けるリスクもあるため危険です。
「知識を持っていない」「自社で対策をするとしても人員が足りない」と悩んでいるのであれば、専門業者への依頼を検討してみてください。
専門業者であれば、リスクを抑えた対策を提案してくれます。

逆SEO対策は、ネット上にある悪評や風評被害から企業を守るために有効な手段です。
ポジティブな情報の定期的な発信や、サイト管理者への削除依頼など、有効な対策を行うことで、ネガティブな情報を押し下げられれば、企業イメージの向上にも役立ちます。
しかし、注意点を理解していないとリスクを受ける可能性があります。
自社での対応が難しい場合には、信頼できる専門業者への依頼を視野にいれて対策を検討していきましょう。
ニャースnya-s.ltdでも、風評被害対策として逆SEO対策を行っています。
その他の対策や予防策を組み合わせることで、迅速な解決へと導いていくので、風評被害でお悩みであれば、ぜひ一度ご相談ください。