皆さんは「逆seo」という言葉をご存じでしょうか?
seoは検索時に自社サイトを上位表示させるための手法で、「逆seo対策」とも呼ばれます。
逆seoとはseoの反対で、検索順位を下げるための方法を意味します。
今回は、逆seoがどんな目的で使われるのか、その方法や効果について解説します。
初心者の方にもわかりやすくポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

逆seo対策の目的と効果

逆seoはWebサイトの検索順位を相対的に落とすことで、風評被害の拡大を防ぐ手法です。
真実ではない情報や誹謗中傷を目的とした悪質なサイトが検索上位に表示されている場合の対策として使われています。
例えば、自社商品や自社名を含んだ検索キーワードで表示されたサイトがネガティブな内容だった場合、それを見たユーザーは不信感を抱いたり、企業イメージが悪くなったり、情報が拡散される危険性もあります。
そこで、自社サイトを最適化してネガティブなサイトの検索順位を上回るような逆seo対策を取り、情報の拡散を防ぎ、誹謗中傷から起こる被害を軽減させているのです。
なぜ自社サイトの検索順位を上げて他社サイトを押し下げるのが効果的かと言うと、インターネットの特性上、上位表示されたサイトはクリック数が高くなることも挙げられます。
また、多くのユーザーが上位表示されたサイトのみの閲覧で、その先2ページ3ページと目を通す割合が低いこともわかっています。
逆seo対策を行い、ネガティブな記事を2ページ以降に検索順位を落とせれば、ユーザーの目に留まる確率を格段に下げられるというわけです。

記事を完全に削除できればいいのですが、法律に反していたり酷い内容だったりしない限り、口コミや個人サイトを取り締まるのは非常に難しいでしょう。
また、特定のサイトを削除できたとしても次から次へと情報は拡散されてしまいます。
逆seo対策でbingやyahooといった検索エンジンにて情報の無効化を図った方が効果的だとニャースは考えます。

逆seo対策をする際の注意点

逆seo対策をする際、注意しておきたいポイントが3つあります。

費用がかかる

被害状況や依頼する内容によって価格は大きく変動します。
料金体系は定額制と成果報酬型があり、案件の規模にもよりますが、定額制の相場は月額5万~30万程度、成功報酬型は1ページあたり15万~20万円程度が相場とされています。

効果が出るまでに時間がかかる

逆seo対策をしたからといって、すぐに効果が出るわけではありません。
自社サイトを上位化するためのキーワードの選定、調査、そしてWebサイトの構築をする流れなので、数ヶ月は見ておく必要があります。

業者の質を確かめる必要がある

依頼する業者がどれくらいseo対策に対して知識や経験があるかも重要になってきます。
違法行為に関わるようなseo対策は行っていないか、またseoだけでなく逆seo対策についても知識と実績があるか確認しましょう。
間違った逆seo対策を行っていた場合、bingやyahoo検索エンジンのペナルティを受けるだけでなく、法律に抵触してしまうおそれもあるため、ニャースをはじめとした質の高い業者へ依頼することをおすすめします。

具体的な逆seo対策の方法とネガティブseoとの違い

逆seo対策とはどのような手法を取るのでしょうか?
ここでは、逆seo対策で他社サイトの検索順位をどのように下げていくのかご紹介します。
また、違法とされるネガティブseoとの違いも触れておきましょう。

【逆seo対策の方法】

自社のサイトを上位化させる

他社サイトの順位を下げるために、自社サイトを検索上位に表示させるよう対策をとります。
誹謗中傷や風評被害に該当するページに対して、複数の自社サイトを作成し、選定した検索キーワードを使ってWebページを構築していきます。
該当する検索キーワードの中で自社サイトが上位表示されるので、相対的にネガティブなサイトの順位を下げることができるのです。

自社サイトの上位化を維持させる

うまく逆seo対策で効果が出たとしても、この効果を維持するために自社サイトを管理していく必要があります。
検索意図の変更でGoogleアルゴリズムが調整されることもあり、サイトの順位が変動しやすいためです。
事態が収束するまでは定期的に観測し、検索順位チェックツールを活用します。
順位が下落した際にはスピーディーに自社サイトを改善できるようにしておきましょう。

【ネガティブseo対策について】

ネガティブseo対策も逆seo対策と同様に他社サイトの検索順位を落とし、自社のサイトを上位表示させる手法ですが、そのプロセスが異なってきます。

・アダルト系や記事内容には関係ないサービスなど質の悪い被リンクを送り、Googleからの評価を下げて表示順位を下げる方法
・大量のコピーサイトを作成し、Googleにスパムと認識させて検索結果から非表示にさせる方法

上記のような方法で、他社サイトの順位を下げたとしても根本的な解決には至りません。
先述したとおり、Googleガイドラインに反した手法を取った場合、ペナルティや法律に抵触する恐れがあるので正しく逆seo対策が取れているのか注意しましょう。

 

今回は、逆seoについて目的や効果、手法についてご紹介しました。
企業にとって、根拠のない風評被害や誹謗中傷は放置していれば、情報が拡散され大きな損失につながるリスクがあります。
正しい逆seo対策を行い、悪質なサイトの検索順位を下げて企業の評判対策を取ることは、有効的な手法だと言えるでしょう。
また、逆seo対策で作成されたサイトは、事態が収まったその後も無駄になることはありません。
風評被害や誹謗中傷でお悩みの方は、逆seo対策でbingやyahooといった検索エンジンで情報の無効化を図るべく、ニャースまでご相談ください。